ノーベル賞、ハヤブサ2号に思う。
今年のノーベル生理学・医学賞に京都大学の本庶先生の研究が輝いた。「がん免疫薬」につながる研究で、「オプジーボ」の開発により、多くのがん患者が救われているという。新しい薬剤の開発は続いており、より治療効果の高い薬剤が見つかるかもしれません。楽しみです。「オプジーボ」は一部の患者さんには効かないという問題がありますが、特定の高脂血症薬と併用すると治療効果が高まるらしい。すでに臨床試験が行われており、治療効果が得られなかった患者さんも救えるようになるかもしれません。
話は変わりますが、遠い遠い空のかなた、小惑星「リュウグウ」に「ハヤブサ2号」が今月、着陸を試みます。既に小型ロボット三台が着陸し、移動しながらデータ収集に成功したようです。
来年の春頃、「ハヤブサ2号」は小惑星のサンプルを採集し、2020年末頃には戻ってくる予定です。
本庶先生の免疫に係る基礎研究、JAXAの小惑星探査、いずれも素晴らしい研究です。今後もこのような地道な研究が行える環境であってほしいと願うばかりです。
ちなみに本庶先生は宇部市にある山口県立宇部高校のご出身です。私の二人の息子の出身校でもあり、誇らしく感じています。